2015年10月3日土曜日

授業改善とAppleの囲い込み

2学期から教室にプロジェクタが完全に設置され,HDMI or VGAケーブルさえ繋げればすぐ繋ぐことができるようになった。
そのお陰でICTを使った授業を積極的に行っている。

今までは
1.教科書を見るように指導
2.問題文を読み上げる
3.重要なところには線を引かせる
などのことをしていたが,現在は
1.黒板に問題文を映す(Keynoteのスライドを変える)
2.チョークで線を引いたり,方針,図形を映す
という感じである。

また,一部の証明はスライドで作成し映し出し,生徒の顔を見ながら授業ができるようになった。
と言うのも,式の展開が面倒な証明は,今までは
1.すべて板書するのに時間がかかる
2.板書する際にミスする可能性がある
と本当に教師としてはやり辛い分野であった。計算ミスは私の問題だが...
これが改善されたのは大きい。

最初はMacBook Airとコクヨ パワポ操作用 フィンガープレゼンター 黒曜石 ELA-FP1を使っていたが,MacBook Airの電池の減りが怖いのと,MacBook Airにチョークの粉が飛ぶのが嫌で,最近はiPad mini 4を使って授業をしている。

現在思うのは,やはりOS XのPDFの連携機能は素晴らしいなと思う。
私が活用しているのは
1.Adobe Illustratorで作成したものを領域選択でKeynoteに貼り付ける
2.自炊したPDFから領域選択しKeynoteに貼り付け
3.TeX2imgで作成した画像をKeynoteに貼り付け
である。
また,MicrosoftのWordやPowerPointもPDF貼り付けなどをすることができる。
Windowsだときっと一手間いるんじゃないかな?
とか
Linuxだと苦労するんじゃないかな?
とか思うのがスムーズできている気がする。
ただ,きっとWindowsやLinuxでもデキる人はいると思うが,私はOS Xの方が楽な気がする。あくまで私の意見です。

そして,完全に教育の分野ではAppleの囲い込み戦略が始まっている気がする。
今の高校生はほとんどがiPhoneを使っており,教育分野のICT活用についてもiPadが多い。
特に私の学校では,積極的に活用している先生方はみんなOS XとiOS使いである。
さてさて,どうしたものかと思いながらも,私自身も囲い込みの中に入ってしまったので,色々考えながらも時間との兼ね合いもあり,他の環境(Linux,Windows,Android)でどうするかまで考えれていない。